○携帯を落とした男の哀れな夢。
知人が携帯電話を無くしてしまいました。
ここ2ヶ月ほど彼の携帯電話はディズプレイが真っ黒で何も表示されず、
メールを見ることも電話をかけることもできない状態。
ただかかってきた電話を受けることは何とか可能、という酷い有様でした。
しかしそれでも彼と連絡が取れたのだからマシなほう。
もはや我々の生活の一部と化してしまった携帯電話は無いと何かと不便です。
早く新しい携帯電話を買うように言うと、
慢性的な金欠病にかかっている彼は「そんな金は無い」とのこと。
しかし彼は私以外の周りの人間からも、
不便だから早く買えと催促を受け、内心結構気にしていたようです。
そんな彼が先日夢を見ました。
舞台上で観客から拍手喝采を浴びている自分。
自分の手には賞金000万と書かれた大きなプレートとトロフィー。
横には自分へマイクを向ける萩本欽一氏。
そうです、「仮装大賞」で優勝して賞金をゲットした夢です。
どんな仮装をして優勝を勝ち取ったのかは覚えていないのに、何故か優勝。
欽ちゃんに「賞金は何に使いますか?」と聞かれて舞い上がった彼はとっさに
「けっ、携帯電話を買います!」
彼の想像力が貧困なんじゃない、全て貧乏がいけないんです。
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