MANGA WALKER

 
「おしえてティーチャー」とは。
  私がふと不思議に思って「戯言」などに書いた疑問の解答を
  読者さんからいただいた場合、それについて取り上げるコーナーです。
  投稿が増えてくれれば、このコーナーも活気づくんですけどね……

過去に掲載した情報。

○スコットランドの男スカート。

前号でお伝えした「スコットランドの男スカート」キルトの続報です。
まずは前号までに判明したキルトについての情報を整理してみましょう。

・巻きスカート。
・イギリス北部スコットランドの男性が着る民族衣装。
・スカートの中は伝統に習ってノーパンが原則。
・服から飾りを兼ねたおもりがあるので、簡単にスカートはめくれない。

スコットランドの男たちがスカートをノーパンで着用するのは
「伝統だから」という一言で説明がつきます。
しかし「何故ノーパンが伝統になったのか」は分かりません。
そんな私の疑問に読者の
sumijiさんから面白い説をメールでいただきました。

>バグパイプ(スコットランド楽器)を吹くときは大抵キルトを着るんですが、
>戦争中ではバグパイプは鼓笛隊みたいな役割で
>吹き手は楽器一つだけで戦地に向かったそうです。
>しかしそれでは敵に会ったら簡単に殺されてしまうので、
>そういう時に自分のスカートをめくって、相手が驚いている隙に
>逃げるためにノーパンでいる…という風に昔TVでやってたと思います。
>ひょっとしたら、何かのネタかも知れません。


確かにこの説が本当なら面白い。
スコットランド人は素敵なユーモアのセンスを持った民族ですね。
現在の日本では、ダチョウ倶楽部の芸風につながるものがあります。
もしかしたら痴漢の発祥はスコットランドなのかもしれません(←違う)。

でもこの「ノーパンめくり」が戦場で通じるのは1回か2回でしょう。
敵軍に「スコットランド兵はノーパン」という情報が流れれば
別にノーパン姿を見せられても、それほどショックは大きくないはず。
というか逆に凱旋帰国した時、スコットランドの子供たちに、
面白がってスカートめくりをされてしまう恐れさえあります。

今でこそ「ノーパンが伝統」という真っ当な理由があるから誰も笑わないけど
ノーパン戦略が始まった当初は笑われるどころか、みんな引いたはず。
近所の奥さんたちが「あれがノーパン鼓笛隊よ」みたいな影口言ったり。
鼓笛隊がやってくると、母親が「あんなの見ちゃダメ」と
子供の目をふさいでそのまま家に戻ったりとか。
もしかしたら軍の左遷先がノーパン鼓笛隊だったのでは?

……とまぁ色々妄想を膨らませてみましたが、如何だったでしょうか。
これ以上スコットランドの伝統を侮辱するような発言は
国際問題にもなりかねないのでやめておきましょう。
このメルマガの読者さんにスコットランド人の方はいらっしゃいませんか。
まぁいるわけありませんが、もし他に説をお持ちの方は教えてください。