第5回「方向音痴」
私はものすごく方向音痴です。
多分、このメルマガの読者全員と争ってもおそらく負けないでしょう。
こう言い切ってしまうと自慢しているように聞こえるけれど、
言ってる内容は、義務教育を終えた人間としてはかなり恥ずかしいものです。
どれだけ方向音痴なのかと言うと、まず地元ですら迷う。
自転車を乗り回していた少年時代から、
近所のディスカウントショップへのルートを頭の中で描けなかった。
だから車の免許を取るのは大変だった。
試験監督に「ココを通って、ココに一度停車して、ココから帰ってきて」と
言われても、地元なのに全然分からない。
地図をちゃんと見て、指で辿ってコースを決めても、覚えていられない。
「あの角を右折、直進するとあの店の前に出る」という映像が浮かばない。
でもそんな私が車の運転免許を取得できたのだから、
世の中ってホントに不思議。
そういう輝かしい実績を持っている私が
「電車の乗り換え」という高等技術を持ち合わせているはずが無い。
ちょっと前にも、電車に揺られてボーッとしていて、
気がついたら車掌が聞き覚えの無い駅名をアナウンスしていてビックリ。
すぐ電車を降りて、パニックになっている私はすぐさま知人にメール。
『ここどこ?』
1分後、メールが返ってくる。
『知るか。』
そりゃごもっとも。
こんなことを1ヶ月に2度もやっていると、
さすがに学習能力がついたのか、今のところ3度目はありません。
しかし未だ電車から見える風景に少しでも見覚えが無いと、
次の駅に着くまで挙動不審になります。
vol.005
10月29日号 179部
自動車免許を持ってるって事は
私は18歳を越えてるって事ですね